Excel関数の使い方 – 1 –
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参考書(書籍)では
教えてくれない
Excel関数の使い方
仕事でExcelを使う人は多いかと思います
Excelはデータを打ち込んで
表を作ることができますが
関数を組み込むことで
複雑な計算を簡単にしてしまうことや
データの抽出をすることができます
どういう関数があって
関数の書き方もわからない方は
参考書やインターネットで
調べるのではないでしょうか
例えば、SUM関数を調べてみると
ほぼ下の画像のようなことが書いてあります
関数を入れたいセルにカーソルを移動して
[ Σ ]をクリックして範囲を入力するか
関数を数式バーに直接入力する
といった説明がなされています
基本的なことが理解できるようになると
複雑なデータ処理を行う上で
基本だけでは必要な計算をさせることが難しかったり
別のセルの領域を確保して
そこに一時的にデータを書き込んだりと
なかなか思うようにいかない場合が
出てくると思います
すべてではありませんが
そのような処理を簡単(軽減)にすることが
できる記述方法があります
関数のネスト(入れ子)という方法です
例えば
「IF文の中にIF文をいれる」
といったことです
【 例題1 】
(1)セル [ A1 ] が 0 よりも大きい場合
=> セル [ B1 ] に ● を表示する
(2)セル [ A1 ] が 0 以下の場合
=> セル [ B1 ] に × を表示する
基本であるIF文
IF( 条件 , 条件に一致する場合 , 条件に一致しない場合)
のとおりです
【 例題2 】
(1)セル [ A1 ] が 0 よりも大きい
かつ
セル [ B1 ] が A の場合
=> セル [ C1 ] に ● を表示する
(2)セル [ A1 ] が 0 よりも大きい
かつ
セル [ B1 ] が A でない場合
=> セル [ C1 ] に ▲ を表示する
(3)セル [ A1 ] が 0 以下の場合
=> セル [ C1 ] に × を表示する
分解して考えてみましょう
【 例題1 】では
IF(A1>0,”●”,”×”)
という関数を入れました
この中で
条件に一致した場合の “●” のところを
IF(B1=”A”,”●”,”▲”)
に置き換えます
つまり
A1>0 の条件が一致すると
IF(B1=”A”,”●”,”▲”) をしなさい
ということです
まず
A1>0 の条件が一致して
B1=”A” の条件にも一致したとき
“●” を表示します
次に
A1>0 の条件が一致して
B1=”A” の条件には一致しなかったとき
“▲” を表示します
最後に
A1>0 の条件に一致しなければ
“×” を表示します
私が関数を作るときは
まず外側の関数(ここでは 例題1 の部分)を作り
例題2 のように内側の関数を作っていきます
関数のネスト(入れ子)は
何重にもしていくことができますが
数式バーの最大文字数までとなります
イメージ的にはこんな感じ
関数はIF文に限らず
いくつもの種類の関数を混ぜて
使うことができます